箱庭図書館

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本棚登録 : 3923
レビュー : 582
著者 :
desicoさん 文学・評論   読み終わった 

乙一さんの小説を初めて読んだ。
乙一さんの言葉紡ぎ、リズム感は結構好きかも、と感じた。

のだが…

「箱庭図書館」は、素人のボツ作品を募集し、乙一さんがリメイクしてできた作品でした。
あとがきにも、元ネタを多く引用していたりするらしいので、乙一さんの良さなのか元作者さん良さなのかわからないなと。

でも、おもしろかった。読んでいて気持ちがいい作品が多くありました。

「小説家のつくり方」
重度の活字中毒 潮音さんが登場。
家族じゃないからエピソードが微笑ましい。こんな人がいたら飽きないだろうな。家族だったら…やっぱ大変かw

「青春絶縁体」
ぼっちが迷い込んだ文芸部でのお話。
文芸部の中と外。2つの世界で別々だった2人が交差していく、すれ違っていく。
青春です! 2人がかわいいよ〜。

「ワンダーランド」
ミステリーだ。軽く怖い。冷たいアスファルトの部屋に言葉がコツン、コツンと落ちてくる感じがした。
サイコな感じも良かったです。

「ホワイト・ステップ」
この話、好き。
ある雪の日の不思議な話。
お互いが見えない別次元の2人が重なり巡り逢った。
2人が希望を見つけて歩み出す。とてもやさしい気持ちになれるステキなお話。


潮音さんを主人公にした話をもっと読みたくなった。

乙一さんも気になる小説家になりました。

レビュー投稿日
2014年1月25日
読了日
2014年1月25日
本棚登録日
2014年1月25日
9
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