僕の明日を照らして

著者 :
  • 筑摩書房 (2010年2月10日発売)
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本棚登録 : 1810
感想 : 321
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新しいお父さんと息子の間だけの秘密。
虐待。
虐待しながら泣いているお父さん。
虐待されながらもお父さんを失いたくない息子。
誰にも知られちゃいけない。お母さんにも。
そんな2人が歩んでいくお話。
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苦しめたくないのに苦しめてしまう病気。
他人には普通の人には理解できないスイッチがある。
本人が一番苦しい。
苦しめる方も苦しめられる方も一緒に一生懸命に
克服しようとする描写に心を痛めた。

誰にも言えなかった日々。
なんとか治そうと調べ、考え、説得し、行動しても、
それでも悪くなる一方。

苦しめあいたくなかった。。。

でもね、

 「終わりなんか来るわけもなく、終わりの兆候なんてどこにも見えなかった。
  でも、終わりはちゃんとやってきて、新しい光をつれてきてくれる。」

光は温かいです。

瀬尾まいこさんの小説の結びにはいつも「希望」がある。
とても好きです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学・評論
感想投稿日 : 2010年2月18日
読了日 : 2010年2月18日
本棚登録日 : 2010年2月18日

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