「知識=事実」であるという常識的な知識観を覆し、「生きた知識」とは自分で「発見する」ものであるという新たな知識観を提示する。認知科学の観点から一般向けに書かれた良書である。決して「自己啓発」的な内容には傾かずに丁寧な説明に徹している。棋士の例が挙げられているのは、とてもわかりやすい。著者の最新刊『英語独習法』は本書の考え方に基づいた実践的な本となっている。こちらも現実的で薦められる。
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- 感想投稿日 : 2021年5月3日
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- 本棚登録日 : 2021年5月3日
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