インターネットを使って自宅で1億円稼いだ! 超・マーケティング

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2004年10月8日発売)
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感想 : 26
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コピーライティングとDRM(ダイレクト・レスポンス・マネージメント)を学べる。
売るための文章の技術。

■感想
まず、この本の初版が2004年に発刊されていることに驚かされた。
2004年発刊ということは、それより前にこのノウハウを実行し
検証を繰り返していたことになる。
約10年前にこれほど網羅した、ネットマーケティングの内容を
書籍として出版していることが素晴らしい。
内容としては、今では一般的になっているメルマガやオプトインメールからの
集客→コンバージョンへの至り方を詳しく述べている。

■タイトルとの親和性
「自宅で」というのはすこし言い過ぎだろう。
今でこそほぼ自宅で稼いでいると述べられているが、
最初から自宅だけで作業できていたわけではないようである。

■ためになったこと
人は失敗からしか学べないと述べており、ケーススタディで学んで
防ぐべき失敗と、自分で経験してみるべき失敗とがある。
偶然の成功は失敗よりも悪である。

オーバーチュアやアドワーズを多分に使用し、
どのキーワードでアクセスが集まるのか、
どのオファーでコンバージョン率が高まるのかを徹底的に検証している。
検証により失敗を重ねることで、よりコンバージョンへの確率があがる。
(コピーライティングとも似ているアプローチ)

大多数の人は、仮説の段階ですでに結論を出してしまい検証しない。
それにより、プロでも誤った予想を自分たちの知識とすることがが大いに有り得る。
よって「大衆は常に間違っている」という結論に至る。
→これはどの世界、例えばFXや株式投資でも言われていること
 自分で検証した結果以外は基本的に信じないほうがよい。

投資を惜しまない人が勝てる世の中。
「札束に火をつけて燃やせる勇気のある者しか成功しない」
表現は過激だが、まさにその通りである。

オフラインでのリサーチについても言及しており、
これは非常にためになる。結局、お金を出すのは
オフラインの人であり、検索エンジンではない
SEO対策やPPCのキーワードも大切だが
アルゴリズムだけ相手にしていてはコンバージョンにつながらない。

マーケットのことはマーケットにきけ。
その通りである、自分一人で考えたところで結論は絶対に出ない。
あくまで仮設までである。そこから先はマーケットで検証すべきだ。

■ドッグイヤー数
18/246(7.3%)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マーケティング
感想投稿日 : 2013年2月18日
読了日 : 2013年2月17日
本棚登録日 : 2013年1月15日

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