裏側からみた美術史 (日経プレミアシリーズ)

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本棚登録 : 140
レビュー : 13
著者 :
タバサちゃんさん 歴史・政治・経済   読み終わった 

美術に関するエッセイを1冊の本にしたもの。なので、内容に統一はないが、作者の美術を見る眼を様々な角度から察することができる。

ヌードについての話はとても興味深かった。江戸時代、西洋人たちは日本人が男女ともに講習の場で裸をさらしているのを見て驚いたという。明治維新が起こると、国を挙げて文明化を推し進めたため徐々に裸=野蛮という構図が広がる。近頃の話でも、思えば私の小さい頃は公衆の場で授乳する人がちらほらいたが、今は皆無だ。

一方、裸を見る機会が減るのと比例して、現代では(美術とは言えないものが大半だが)ヌード写真のオンパレードとなっている。そして日本では肉体美を追求するのではなく、漫画を代表する男性の考える理想の肉体が追求されている世の中になりつつあると思った。

レビュー投稿日
2011年3月19日
読了日
2011年4月22日
本棚登録日
2011年2月7日
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