タイトルがちょいと印象よくないですが(笑)新撰組隊士の話を女の目線から語った短編集です。
有名どころで言うと芹沢鴨の愛人のお梅とか、松原忠司と心中した未亡人とか、その辺が出てきます。
全部で6話入ってるんですが、目次を見てまっさきに「山南敬助の女」から読み出したあたり、私もどうなんだよ、っていう感じ(笑)
山南さんの女っていうからてっきり明里なのかと思ったら違う女の人で驚きました。他にも「原田佐之助の女」ってのがありますがこれもお嫁さん(おまささん)じゃないし。
どの女性も不幸で悲惨な結末を迎えてしまうのが可哀想だったな。ちなみに一番印象に残ったのは「藤堂平助の女」の話でした。この人は自分が死なないぶん他の女性より不幸度は低いと思うのですが……でもせつない。
(読書日:2004/3)
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2004年12月2日
- 本棚登録日 : 2004年12月2日
みんなの感想をみる