ついに航海は終盤へ。ガラパゴス諸島からタヒチ、ニージーランドを経て本国へ帰還します。自然博物学的な観察眼に比べて、人文的な視点は当時の帝国主義的価値観から抜け出すことはできずただの感想文程度の記述なのが人間の限界というか、認識の枠組みの恐ろしさを感じさせます。翻訳のせいもあるのでしょうか?(荒俣版ではどんな翻訳になっているのか楽しみです)ダーウィンをもってしてもこの程度なのですから、ネットも含めて色の付いていない情報など皆無な現代においては、自分は知らう知らずのうちにどんな色のついた目線でみていることやら。
それにしても5年もの航海での経験を思うと、これからの5年の自分の生き方を考える上でいくらでも興味深いことが湧き出してくるようで、なんだかワクワクしてきます。
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- 感想投稿日 : 2019年9月29日
- 読了日 : 2019年9月29日
- 本棚登録日 : 2019年9月29日
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