クララとお日さま

  • 早川書房 (2021年3月2日発売)
4.16
  • (64)
  • (67)
  • (35)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 520
感想 : 93
3

文学者がAIを描くとどんな風になるのか興味があり読んでみる。AIの活用として子供にとっての良き友達を実現するための存在という位置付け。意図的に個体差をつけて製品化れ
ています。興味深い点でもあり、賛成しかねる点でもあるのですが、いわゆる信仰心をコーパスとしてセットされていることです。国民性もあるのだとは思いますが、AIが神のような祈りの対象としての存在をセットされて学習を開始した場合どのように発展していくか非常に興味深いところではあります。
でもSF作家だったらもっと厳しく深堀りしテーマを発展させていたとも思ってしまいます。いやファンタジーよりに表現したとしてもル・グィンのように深く展開させていけたはずです。うーん、甘い、甘すぎる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月9日
読了日 : 2021年5月9日
本棚登録日 : 2021年5月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする