本作は「(全くの)架空戦記」―“ミノフスキー粒子”なるものも、“モビルスーツ”も実在せず、“スペースコロニー”という人口天体に十億人単位の人間が住んでいる世界等、文字どおりの絵空事なのだから…―なのだが、雰囲気は「現代世界で起こった紛争の中に在った人達の経験談に依拠して、小説仕立てに綴った作品」そのものである。
『機動戦士ガンダム』の世界…“モビルスーツ”と称する大きなメカが華々しく動き回る「アニメ!」な世界のような感かもしれないが、実は「広く深い設定」が備わった、「一定程度リアルな未来世界」なのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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国内出版
- 感想投稿日 : 2014年11月13日
- 読了日 : 2014年11月13日
- 本棚登録日 : 2014年11月13日
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