世界地図から歴史を読む方法: 民族の興亡が世界史をどう変えたか (KAWADE夢新書 217)

  • 河出書房新社 (2001年3月1日発売)
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百年戦争で習俗の異なるイングランド軍に侵入されたことが、フランス側の民族意識を高めた。p.55

多民族国家イラン。ペルシア人50%、アゼリ人25%、ギラキ・マザンダラ人8%、クルド人7%、アラブ人3%。古くから東西交通の要所だった。p.66

サンマリノは、国境の出入国管理・通貨発行・関税をイタリアに委任している。p.76

「アラブ人」は曖昧な概念。肌の白いシリア人も、エジプト南部やスーダンの肌の黒い人もみな「アラブ人」。p.104

レバノン。イスラム教徒68%。キリスト教徒32%。大統領はキリスト教徒から、首相はスンナ派から、国会議長はシーア派から選ぶルール。イスラム教徒とキリスト教徒の主導権争いが続いた。イスラム教徒のPLO・シーア派武装組織ヒズボラは、レバノンに活動拠点。p.117

キリスト教を国教にした世界初の国、アルメニア。p.136

ジプシーの故郷は西北インド。そこから、ペルシア・トルコ・バルカン半島を通ってヨーロッパに移動してきた。ヨーロッパ人はジプシーはエジプトから来た人々だと考えていた。英では「エジプシャン」から「ジプシー」になった。p.154

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読みもの(世界史)
感想投稿日 : 2024年5月2日
読了日 : 2024年5月2日
本棚登録日 : 2024年4月28日

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