人間失格

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本棚登録 : 1890
レビュー : 177
著者 :
コンセントさん 日本文学   未設定

自分は、人間を極度に恐れていながら、それでいて、人間を、どうしても思い切れなかった
世間とは、いったい、何の事でしょう。人間の複数でしょうか。どこに、その世間というものの実体があるのでしょう。けれども、何しろ、強く、きびしく、こわいもの、とばかり思ってこれまで生きて来たのですが、しかし、彼にそう言われて、ふと、「世間というのは、君じゃないか」という言葉が、舌の先まで出かかって、彼を怒らせるのがイヤで、ひっこめました。
忘れかけると、怪鳥が羽ばたいてやって来て、記憶の傷口をその嘴で突き破ります。
ただ、一さいは過ぎて行きます。

レビュー投稿日
2016年1月4日
本棚登録日
2016年1月4日
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