大変興味深いです。
たまたま行った図書館で目に留まったので借りてみました。
で、全然アイヌのこと知らないと言うことに、気づきましたね。
だってアイヌ関連のことって、本当にメディアで拾えない。
それだけ、ローカル問題になってしまっていると言うことかしらね。
前半は古事記や日本書紀にも関連してくるので、楽勝で面白かったし、
蝦夷の時代からのアイヌ受難の歴史は、日本人として本当に胸が痛かったです…。
たしかに大和民族は、古事記の時代からやり方が汚い。
しかも、それを恥じてない…。
純粋なアイヌの人々が、どんどん、どんどん虐げられていく様は
読んでて辛かったです。
しらんかったなぁ…と。
本は、Q&A形式で章が進められていて入りやすいのですが、後半(戦後)あたりになると作者の憤りがかなり入魂されていて、正直重たいです。
もう少し客観的に書かれていたほうが良かったのでは…。
本のタイトルが指す部分は、まさしくこの後半部であろうと思います。
そういう訳で、前半部がお勧め。
特に、古代史好きは読んで損はしませんよ
紀元前の、大陸からの民族流入から話が始まりますからね(笑)。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本古代史
- 感想投稿日 : 2010年3月25日
- 読了日 : 2008年5月22日
- 本棚登録日 : 2008年5月22日
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