ネットいじめ (PHP新書)

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本棚登録 : 175
レビュー : 23
著者 :
いち、に、さん 社会科学   読み終わった 

 インターネットが各家庭に普及を始めて、10年以上が経過をしました。それでなくとも、「iモード」がサービスを開始したのが1999年2月ですから、やっぱり既に10年以上、僕たちはウェブとともにあるわけです。広末涼子さんがドコモのCMをしていたころが懐かしい☆

 インターネットというメディアに対し、拒絶反応を示す時期はもう過ぎたのだと思います。しかし、その一方で旧体制を形成する人たちには相変わらず、「新たなメディア」であるインターネットを否定しようとする動きも見られるようで。本書の中でも下田博次さんや尾木直樹さんのそういった考えが批判の対象とされていますが、やはり時代はインターネットとともに、どう生きるかを考えるところに来ているようです。
 この本に書かれていることは、思春期のころからインターネットが身近にあった僕にとっては当たり前としか思えないことも多くあった。しかし、考えてみると、その「当たり前」とテレビを初めとする既存のメディアで語られるインターネット像には、大きからずとも乖離があったように思う。僕も、何の気なしにそれを受け入れていた。自分は中毒とも言えるほど、インターネットにどっぷりなのに、テレビを見ながら「うわー、インターネットって怖いなあ」と思ってしまう。でもそれって、ある意味では「ファンタジー」なインターネットを怖がっていたに過ぎなかったのだと気付かされましたな、この本によって。

 インターネットに関する様々な言説が見られる本書は間違いなく「良書」と呼ばれる類のものであり、その一つ一つの言説を取り上げることはここではしないが、そのどれもがナルホドと思わせるものだった! もちろん、本書にだって異論が向けられることはあるのでしょうが、「賛」も「否」もある状態でインターネットについて議論するのって大切なことだ。


【目次】
はじめに
第1章 つくられた「学校裏サイト」不安
第2章 学校勝手サイトの真実
第3章 見えるようになった陰口―「ネットいじめ」はなぜ起きるのか?
第4章 ネットいじめの時代と終わりなきキャラ戦争
第5章 ウェブ・コミュニケーションの未来
おわりに

レビュー投稿日
2012年1月14日
読了日
2012年1月14日
本棚登録日
2012年1月14日
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