マンガ ローマ帝国の歴史 (2)

  • 講談社 (2007年5月1日発売)
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感想 : 3
5

■2007年5月読了
■解説文
構想7年!ローマの興亡渾身の描き下ろし!迫力のマンガ表現でわかりやすく、そしてドラマチックに、そして文学の香り高く表現されたローマ共和制の終焉とカエサルの生涯!意思をもった人生の軌跡に感動!
■感想
僕は世界史選択だった。大学受験も世界史。とにかく世界史好きである。しかし、大学受験も遥か20年前になろうかという年齢になり、すっかり“プトレマイオス朝”だの“ハプスブルク家”だの忘却の彼方である。
そこで、そんな世界史の舞台がマンガになって登場した。それが『マンガ ローマ帝国の歴史1〜3』である。まあ、ローマ帝国と言えば『カエサル』の話がどうしても中心になってくるのだが、世界史の授業では教えられないような、カエサルを殺したブルートゥス側の人間模様も描かれ、物語として興味深い。さらに、当時はいまいち把握できていなかったアウグストゥスの晩年も詳しく描かれ、歴史上の人物の強欲で人間臭さが感じられて大変面白い。著者のさかもと未明さんはもっと絵が下手な漫画家だと思っていたが、ちゃんと書けるのね…といった印象。世界史に興味がある方はどうぞ。

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感想投稿日 : 2009年5月22日
本棚登録日 : 2009年5月22日

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