おおかみこどもの雨と雪 (3) (カドカワコミックス・エース)

制作 : 細田守 
  • 角川書店 (2013年9月4日発売)
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本棚登録 : 139
感想 : 5
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 母としての喜びと悲しみ、一人で立とうとする子供の葛藤、家族モノとしてたくさんのものが詰まった最終巻。

 子の巣立ち。子供がその気になれば生活できるのは一体いつなのか。生きる術を知れば、親から離れるのは動物として間違ってはいないと思います。子は思った以上に親の知らないところで成長するもので、雪は学校で、雨は山で、様々なことを学び成長していった。狼として、人としてそれぞれ歩み始めた彼らはしっかりと大人だと思いました。

 母としての決別。子供たちの成長とともに母としての子供達と決別しなければいけない場面がでてきます。頭で理解していても、過去と変わらない子供たちの姿を夢想してしまう花。母としての欲がしっかりと垣間見えてるため、ラストはそれを送り出す花がキレイに見えました。

 映画で見たときは花の母としての欲が私情も絡んでちょっと嫌悪感を抱きましたが、時間が経ち、こうしてマンガで見直してみると確かにまだたった10年それも自分にとってかけがえのない存在が離れていってしまうことは悲しいはずだわって思いました。こう素直に見るべきだなと反省しました演出云々は置いといて。なにはともあれ面白い作品だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年9月3日
読了日 : 2013年9月3日
本棚登録日 : 2013年9月3日

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