戦争と有事法制 講談社現代新書

著者 :
  • 講談社 (2004年1月21日発売)
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本棚登録 : 26
感想 : 5

現行の事態対処法制に反対の立場から書かれた本。
有意義な議論も一部にあるものの、現在では解消された問題(国民保護法制、テロや武装工作員対処のための法制の不存在など。現在は国民保護法制定や治安出動権限の強化などがなされている)等への批判に紙幅や論点が多く割かれているのが難点か。
安保に関する典型的な左派的主張ではあるものの、その中では比較的冷静な筆の進め方をしている。しかし、例えば有事法制シミュレーションも、法律上できない内容があったりと、全体的に内容が粗くもある。
有事法制を批判的に扱った手頃な新書では、岩波新書の「有事法制批判」があるが、本書は有事法制反対派のなかでも穏健な部類の主張で、反対の立場から見た有事法制という点では参考になる部分もあった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 防衛法制
感想投稿日 : 2017年10月18日
読了日 : 2017年10月18日
本棚登録日 : 2017年10月18日

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