ホモ・デウス 下: テクノロジーとサピエンスの未来

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本棚登録 : 1450
レビュー : 145
制作 : 柴田裕之 
dokusyokapkさん  未設定  読み終わった 

下巻。上は人類の歴史に対して、下巻は人類とは何か?をベースに、そして人類はどこに向かうのか、という話。
推察のベースになっているのが、人には固定の自我はなく、全て生化学的なアルゴリズムによって生み出されたものだということ。
例えば、脳に電極を仕掛けられたマウスは、科学者がスイッチを押すと快感に導かれ右に曲がったりはしごを登ったりする。しかしこのマウスはこう言うだろう。「もちろん私には自由意志がある。ほら私は右に曲がりたいから曲がりはしごに登りたいから登る。これこそ私に自由意志がある証拠だ」と。つまり人間も自分の意思で全て決めていると思っているだけで、単にアルゴリズムやプログラムによって「反応」しているだけだという話。興味深い。
人が行動を起こす際、自分自身がそれを認識する数秒前には、生体反応の観測でそれを知ることができるらしい。「自分自身」が思う前に知るって。自分が思う前に決まっているなら、それは何にしたがっているのか、って話。だから我々が普段思っている「自分の意思」は後発だって。
まあそんなこんなで、じゃあやっぱり我々はアルゴリズムに従っているだけだとしたら、無機質なアルゴリズムであるAIが本当に高度化した場合、我々とAIは何も変わらない存在になるのではないかって。
とかとか面白い考察が本当にたくさん述べられてて、全部飽きずに読めました。
自分たちがなんなのか、どうなるのか、興味ある人はぜひ

レビュー投稿日
2019年8月24日
読了日
2019年8月16日
本棚登録日
2019年7月7日
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