少女病

著者 :
  • 光文社 (2011年8月17日発売)
3.33
  • (9)
  • (45)
  • (68)
  • (12)
  • (3)
本棚登録 : 399
感想 : 62
4

少女趣味な白い洋館に住む三人の姉妹と、少女小説家の母・織子。
女しかいない家のなかで起こる、『少女病』な彼女たちの物語。

率直に面白かった。
4章構成でそれぞれの物語を描いているのだが、読んでいるうちにひとりひとりのことを好きになっていて、気づけば「嫌な女」がひとりもいない小説になっていた。
個人的なお気に入りは紫。
紫と太郎、司と恭一のエピソードはどこか儚く、美しくて好き。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年9月22日
読了日 : 2017年9月22日
本棚登録日 : 2017年9月20日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする