少女趣味な白い洋館に住む三人の姉妹と、少女小説家の母・織子。
女しかいない家のなかで起こる、『少女病』な彼女たちの物語。
率直に面白かった。
4章構成でそれぞれの物語を描いているのだが、読んでいるうちにひとりひとりのことを好きになっていて、気づけば「嫌な女」がひとりもいない小説になっていた。
個人的なお気に入りは紫。
紫と太郎、司と恭一のエピソードはどこか儚く、美しくて好き。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年9月22日
- 読了日 : 2017年9月22日
- 本棚登録日 : 2017年9月20日
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