「シビル・ウォー」のきっかけとなったスタンフォード事件の主犯、ナイトロを追うウルヴァリンの物語。こういう立場がしっかり描かれるのがタイインの魅力なのだろう、本編に登場していないキャラを使ってしっかりテーマを扱ってくれる。
一筋縄ではいかない黒幕退治をしながら、ウルヴァリンの人生観が見えてきたり変化したりする様は非常に面白いところ。悪党退治とはいえそれは単純に考えてよいものなのか、ウルヴァリンとともに考えてみるのはどうだろうか。
ウルヴァリン個人誌とあって、ヒーリング・ファクターの描写が細かいのも絵的に面白く、またそこが新たなテーマにつながる要素を見せている。
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- 感想投稿日 : 2016年1月1日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年1月1日
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