あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))

4.00
  • (93)
  • (78)
  • (86)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 627
レビュー : 101
制作 : 上田 真而子  岩淵 慶造 
ahiruさん  未設定  読み終わった 

教科書に長いこと載っている作品ですね「ベンチ」。
この「ベンチ」が自分が生徒だった頃、そして先生になった今、とても印象深い作品なのですが、今年始めて授業の中でシッカリ『あのころはフリードリヒがいた』を使ってみようと思い立ちました。近隣の図書館をめぐり、どうにか4冊ほど手に入れまして、色々と考えてみたわけです。

この本の実に面白い(不謹慎な意味ではなく、本の作りとして)ところは、「ベンチ」を学習した後にこの本を手に取ると、「ぼく」が何人なのか、フリードリヒはどうなるのか、といった謎が解けるようになっているんですね。
目次を読み、最初と最後の話をさっと見た時に、「ああそうか」という気付きがたくさん見つかる。

教育出版が指導書にいけしゃあしゃあと「学習者一人につき1冊この本を用意したい」とか書いているのを見た時は「出版社から幾らもらったんだ」と思いました(し、未だに無茶言うんじゃねえよとは思う)が、「本を読みたい、他の短編を読みたい」、そう思わせる力のある素晴らしい作品だと感じます。

今まで「ベンチ」単体で扱ってきたことが申し訳ないようなもったいないような気持ちになる昨今です。

レビュー投稿日
2016年5月30日
読了日
2016年5月30日
本棚登録日
2016年5月30日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『あのころはフリードリヒがいた (岩波少年...』のレビューをもっとみる

『あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

『あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))』にahiruさんがつけたタグ

ツイートする