帝都物語 第1番 (角川文庫 あ 10-20)

著者 :
  • KADOKAWA (1995年5月1日発売)
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本棚登録 : 646
感想 : 53
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概ね史実で、概ね実在人物なのに、圧倒的にオカルト。ワクワクする。ドーマンセーマン、陰陽道、式神、地脈、霊的にも守られた最強の都市・東京を創る…。

加藤が怖くて気持ち悪くていいかんじ。
この兄は「ブラック労働染まり野郎」なので、妹は放っておいていい。
妹が大変なことになっているのに、兄はシゴト漬け、いい感じだった兄の友人も奔走するものの最終的には疎遠、精神病院に送られて「ヒューマンロスト」な感じになっている妹が不憫でならない。

不思議な地震とか、加藤の暗躍とか、老陰陽師が最期に残した手紙とか、ワクワクする舞台じかけがいっぱい。
絶妙なフィクション具合だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年4月25日
読了日 : 2019年4月25日
本棚登録日 : 2012年9月21日

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