見るつもりがなかったのに、テレビでやっているのを最初は作業しながら「ながら見」していたのですが、だんだん引きこまれて最終的にはテレビの前でしかと集中して見ていました。
映画の国際大会に審査員として参加しなくてはならなくなったCMを愛する青年のお話です。
妻夫木くんのこの、かっこ良すぎない、誠実そうなダメ人間っぽい感じ、すごいな。唯一無二だ。のび太くんだ。笑
ダメ社長のトヨエツを初め、外国人の役者の人たちもすごい良いキャラでした。あるべくして計算されている感じ。とても良かったです。
裏取引はびこる審査会に「本当にいいものを良いと言おう、良心に従って行動しよう。なぜなら、あなたたちは一流なのだから」という簡単かつ実に、実に難しい提言をする主人公。「正しいと判っているけれどできないこと」は世の中にたくさんあります。それを行動で、言葉で変えていく。CMだけの話ではなくて、見ている人の普段の生活の中になにか栄養や種を植えるような素晴らしいラストでした。
ニャンニャンな映画です。
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- 感想投稿日 : 2015年3月1日
- 読了日 : 2015年3月1日
- 本棚登録日 : 2015年3月1日
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