吾輩は猫である (新潮文庫)

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本棚登録 : 4113
レビュー : 303
著者 :
藍沢悟さん  未設定  読み終わった 

やっとちゃんと読み切ることができた。
夏目漱石の文体が、読み進めるうちにどんどん変化していって、まるで生き物みたいだなと思った。
最初と最後では文体がまるで違う。
中盤からサクサク読めないのはちょっと辛かった。

猫の視点から見る人間の世界は時々面白く、寂しく、退屈で、平和だ。
人間がああでもないこうでもないと議論している光景が目に浮かぶ。
それをなんでもない光景として片付けてしまっても良いのだが、掘り下げると当時の状況がちらちら見えたりする。
だらだら読むのが丁度良いのかもしれない。

名前のない猫の意外な末路はうっすら知っていたものの、愛着が湧いた頃にそうなってしまうのだから、寂しさと喪失感が半端無かった。
呆気なさはとても堪える。
寂しい。

また時間を空けて読み直したい。

レビュー投稿日
2018年11月9日
読了日
2017年8月21日
本棚登録日
2017年8月21日
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