Aprilは自分の誕生日が嫌いです。
その日は、自分がピザ屋の裏のゴミバケツに捨てられた日だから。
でも、今の学校の友だちにはそれは秘密です。みんなと同じ、普通の女の子でいたいから。
14歳の誕生日の朝、欲しかった携帯電話がもらえなかったAprilは、里親のMarionと言い争いをしたまま、学校をさぼって電車に乗り込みます。
向かったのは、自分の過去がある場所。本当の自分がいて、その自分を愛してくれた人がいる場所。
愛されていたという証を求め続けて、一人でさ迷うAprilの姿は、本当に辛かった。
愛を得られない人間の弱さ、そして、愛されていることを知ったときの人間の強さ、両方を見れた気がする。
最後は、ぼろぼろ泣けてしまった。
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要所 多読用 レベル5
- 感想投稿日 : 2009年2月20日
- 本棚登録日 : 2009年2月20日
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