これからの中国の話をしよう

  • 講談社 (2013年8月2日発売)
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感想 : 7
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博報堂で若者研究を専門に行っている原田氏と中国で日本人オピニオンリーダー的存在の加藤氏の対談本。

80後と90後での考え方・ファッション・人生観・ブランドに対する考え方の違いについては詳しく書かれています。

また、421構造(80後の前半の世代の多くが夫婦二人が一人の子供を育てながら、それぞれの両親の面倒を見ないといけない状況)や、2010年に起きた李剛事件(結局懲役6年)、入試における少数民族に対する優遇(加分)制度、映画「狙った恋の落とし方」に見られる海草族など、通訳の大切さ(できればハーフを採用すべき等)、中堅大学卒業者採用のメリット、薬を買うためのローンがあること、メンツを重んじ、割り勘をしない文化など、知らないこと、納得、同感できるところも多かった本です。

一方で、著者の現場主義の持論などが重複していてるところや、日本や世界に対する考え方も一面的な部分のみを捉えている箇所が少なからずある印象を持ちました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年6月1日
読了日 : 2014年1月7日
本棚登録日 : 2014年6月1日

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