赤いろうそくと人魚

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  • 2012年10月7日発売
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感想 : 15
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山の上のお宮に灯る赤い蝋燭。

その蝋燭は、人里で慈しまれ育てられた人魚の娘が、里を離れるとき、その際まで塗っていたもの。

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人魚の赤ちゃんは、人間の手で育てられるように願った母親により、宮の参道におかれます。
赤ちゃんを家に連れて帰り、大切に育てたおじいさんおばあさんに、美しく成長した人魚の娘は何か恩返しをしたいと考えます。

蝋燭を商っているおじいさんおばあさんのため、蝋燭に絵を書くことを思いつく娘。
しかし蝋燭に書かれた美しい絵が評判を呼び、同じように娘の評判もあがって、世間の人々はこの娘に大変な興味をもつのです。

やがて人買いが、おじいさんおばあさんの元を訪れて……
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人魚の想いが灯す赤い蝋燭。
人も絶え、うらびれた村の山上に灯り続ける蝋燭が哀しくもあり、恐ろしくもあります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(日本)
感想投稿日 : 2016年12月15日
読了日 : 2016年12月15日
本棚登録日 : 2015年11月18日

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