アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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本棚登録 : 709
レビュー : 57
driftglassさん SF   読み終わった 

本の主題は、機械と人間の差ということらしいけど、日本人としては、これが書かれた時代にアメリカで一般的と思われる中流サラリーマン夫婦の姿が描かれている、と思った方が良いのだろうか?
一日中家の中に閉じ込められている不満からヒステリックな妻。
世間体の維持に必要なローン支払のために働く夫。(ここでは動物だけど、クルマとしても良いし、庭付きの家としても良いんだろう)
テクノロジを介さないと維持できない夫婦関係。
ちょっとしたアバンチュールとその破綻。
プチ家出。
そして最後は、実は奥さんはやっぱり優しい女でした、というありがちな結末。
一昔前、日本でも散々制作放送された一山いくらのテレビドラマみたいで、それにSFガジェットを被せてみた、というところなんだろう。
そういう意味では、日本もアメリカ並みになったということか、それとも日本でも昔からそんなの普通だったけれど、人前に晒すことが可能になったということなのか。
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以上はディックへの解説にもよく書かれていることなんだけど、自分であらためて、こういうことなんだと書いてみると、なんだかしっくり来るなあ。

レビュー投稿日
2013年2月2日
読了日
2013年1月13日
本棚登録日
2013年1月13日
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