この本は現代日本人の箸を使う食習慣や、柱の多い住宅形式、生野菜を食べる等の様々な生活習慣の源流を、吉野ヶ里遺跡,土井ヶ浜遺跡,唐古、鍵遺跡などの遺跡を訪れ、発掘された資料から探る内容である。取り扱う時代は主に古代であるが、写真やグラフなどの資料が多く用いられているため、身近に感じながら読み進めることが出来る。また、その章の内容に関係する具体例から始まる章もあり、取り組みやすい構成になっている。特に第6章でふれられている『生ものを食べる習慣の起源』は非常に興味深いものであった。
この本全体を通してですます調で書かれているため、考古学に興味がある小学生や中学生にも読みやすく、おすすめの一冊である。
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- 感想投稿日 : 2012年11月25日
- 読了日 : 2012年11月25日
- 本棚登録日 : 2012年11月25日
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