網野善彦氏の名著「無縁・公界・楽」から、
さらに「無縁」について踏み込んで論じている良本。
「無縁の世界」である中世の寺社を宗教施設としてではなく、
経済活動の拠点である「境内都市」として捉えることで、
従来の政治的な視点ではなく、
経済的な視点から「中世」という時代をとらえなおしている。
個人的には室町以前の混沌とした状況における寺社の役割についての部分が面白い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年6月13日
- 読了日 : 2011年6月13日
- 本棚登録日 : 2011年6月13日
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