たとえとどかぬ糸だとしても7 初回限定版 (百合姫コミックス)

著者 :
  • 一迅社 (2021年1月18日発売)
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本棚登録 : 63
感想 : 5
4

全巻通した主題は、人が抱える間違いや欠点、その原因である心に向き合うことでしょうか。ウタや薫瑠をはじめ薫瑠の母に至るまで、みんながみんな何かを間違ってしまっていて、それでも何とか折り合おうとします。
一つ一つの行動を取り上げると必ずしも褒められないキャラたち―璃沙子はその最たるもの―が、自分に対しても他人に対してもどうにかして向き合おうとしている姿は尊い。その尊さは、恋愛を主軸としつつ、恋愛以外の部分でも相似的に描かれています。
絵柄は1巻のほうが繊細で個人的には好きです。でも、この7巻の少し力強くなった筆致はウタや薫瑠の内面に呼応するようで、しっくりきます。
初回限定版小冊子は、まさに致死量超え。この小冊子に至るまでの過程を読みたい気持ちが大きい一方、本編はいいところで幕を閉じたので余計もどかしいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年1月23日
読了日 : 2021年1月23日
本棚登録日 : 2021年1月23日

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