告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

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本棚登録 : 33697
レビュー : 4136
著者 :
もるがなさん ミステリ   読み終わった 

一つのクラスで起きたおぞましい事件、それに対する担任教師の復讐を様々な視点で捉えた連作短篇小説。事件そのものは最初の章で終わるため、後半に行くに連れ目新しさはなくなっていくものの、事件の「その後」や証人としての別視点で捉え直すことにより、多角的に事件が浮かび上がっていくのは面白い。最終章はややアクロバティックな展開だとは思うが、復讐譚の完結としては非常に綺麗な締め方になっている。どれだけ道を外れても、教師である以上は「指導」という原則から逃れられず、完全な一個人の復讐にならないというのは色々と後味が悪く、考えさせられるものがあった。独白形式ながらもテンポがよく、またキャラクターも非常に人間臭いのが良い。

レビュー投稿日
2019年5月26日
読了日
2014年3月20日
本棚登録日
2019年5月26日
4
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