率直に感動した。大作だった。
己の傷と対峙することのどれほど険しく難しいことか。傷との融合の話でもあったのかと思う。印象に残る文が多くて、それぞれの箇所について感想を言い合いたくなる。
日本の家庭って、家に庭って書くんだね。その庭をどう手入れし育み作り上げていくかは庭師次第なのだと。
エピローグ後の展開も気になるけど、それはそれぞれ私たちの中でまた育てていくものなんだろう。
最後に河合隼雄氏の解説があるのもよき。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童文学/絵本
- 感想投稿日 : 2021年11月19日
- 読了日 : 2021年11月18日
- 本棚登録日 : 2021年9月9日
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