児童書と絵本の間。バグズファンタジー。どんな生き物も、(一見気持ち悪い上に時々毒もある毛虫も)懸命に生きてるんだなと思わされた。一寸の虫にも五分の魂。気持ち悪いって思うのはこっちの勝手だけどその命を意味もなく絶つのはまた違う話だなと。お互いいい意味で無関心、干渉しすぎないくらいがちょうどいい。虫好きじゃないけど無下にも出来ないよりさんが主人公のおかげで感情移入出来た。秋山あゆ子さんの絵がまた可愛くてにやにやしちゃう。秋山さんの絵って途中まで気づいてなかったから尚更。何か得した気分。
思いもかけず、ヒトのテーブルの上に居を移しても、にこは、自分らしさに迷うことなどありません。
ひょうもん蝶になるために、余計なものを一切削ぎ落としたにこは、ぶれることなどありません。
が好きだった。タイトルだけで何気なく手に取った一冊だったけど久しぶりに面白いなあって思った本。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年3月10日
- 読了日 : 2015年3月10日
- 本棚登録日 : 2015年3月10日
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