売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法

3.51
  • (11)
  • (22)
  • (28)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 252
レビュー : 35
著者 :
eatmorefishさん ビジネス   読み終わった 

仙台中心地から車で30分ほどのところにある秋保(あきう)。この町にあるスーパー「さいち」の代表取締役社長、佐藤啓二氏による著書。

“一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法”というサブタイトルが付いていますが、書かれている内容はとにかく誠実です。大手や拝金主義の同業者にとっては非常識で真似できないものでしょうけども、商売における基本的な姿勢を理解させる良い本だと感じます。

・さいちのお惣菜の原価率は60%。ロスゼロを実現しており、40%は利益になる。
・従業員が幸せでなければ、お客様を幸せにすることはできない。
・お客様に褒められたとき、「この子がつくったんですよ」と言って、その惣菜を作ったスタッフをお客様のもとに連れていく。するとその従業員はものすごい感動を受ける。
・「正」という字は五感の集約。そのひとつが欠けても「正」という時にはならない。正しくない商売は絶対に長続きしない。

できそうでなかなかできない商売哲学。休む時間もなく、毎日汗を流さねばなりません。けれども、根っからお客様のためを思って商売しているからこそ、責任と誠意をもって取り組めるのでしょうね。大手コンビニの研修員へのひと言のエピソードは、「さいち」を守りたいという思いがよく伝わってきました。

スーパー「さいち」の取組姿勢は驚嘆に値します。誰もができることではないけれど、当たり前のことを日々実践している。従業員にもその哲学が浸透している。最近はとかく合理化、効率化が求められますが、無味乾燥なチェーン店より、こういう哲学のお店に長続きしてもらいたいものです。

仙台の方にはなかなか行かれませんが、機会があればぜひ寄ってみたいと思います。良書。

レビュー投稿日
2018年7月11日
読了日
2018年7月11日
本棚登録日
2018年7月11日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客に...』のレビューをもっとみる

『売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする