ミナトホテルの裏庭には

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レビュー : 67
著者 :
ももチョビママさん  未設定  読み終わった 

ミナトホテルの裏庭には・・・
きれいな花が咲いている
でも咲くのは花だけではありません

「我儘を言い合い、聞き合う互助会 」
半紙に我儘をいっぱい書いて、みんなで叶え合う
なんて楽しくて、温かくて、いい思いつきなんだろう

私のお葬式は、裏庭でやる
篤彦の好きなお菓子をいっぱい用意して、
篤彦の好きなキャプテン・ロビンの主題歌をかけながら、
たくさんの風船を飛ばしてほしい

陽子さんが我儘書道で書いた我儘を叶えるべく裏庭に集まったみんなの顔が笑っている 笑顔の花が咲いている

「 誰にも頼らずやっていけることは、多分そんなに立派なことではないのだ。だって誰かに頼られると、嬉しい。誰かに頼られることなく生きていくのは、むなしい。誰にも頼られぬ者は、自分もまた、誰かに頼ることができない 」
心にグサッと突き刺さる

遠慮しなくていいんだ 甘えていいんだ
心と身体が疲れて、眠れない夜が続いたときは、ミナトホテルへ行こう
窓を開けてバラの花の香りの中で、ふかふかの枕と布団でぐっすり眠ろう

わたし的には、芯輔が心にかけている初瀬さんが、早く心も身体も元気になられるといいのにな

おじいちゃん、かっこいいし、おもしろい
おじいちゃんの口から出てくる言葉の深いこと!
「死ぬほど辛い場所で、青筋立てて頑張る必要もない。がんばりどころとそうでないところを間違えてはいけないよ」

「きっと役に立つから、いつも持っていなさい」
と持たしてくれた『虞美人草』の文庫本と外国製のチョコレートパイナップル一缶の入った麻袋
それが、言葉通りちゃんと役に立つんだから不思議、さすが年の功か

かわいい装丁に惹かれて手にとったが、登場人物も魅力的、癒しの言葉の数々、心のコリがほぐれていくようだった

レビュー投稿日
2019年7月29日
読了日
2019年7月29日
本棚登録日
2019年7月28日
4
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