約束された移動

著者 :
  • 河出書房新社 (2019年11月12日発売)
3.40
  • (27)
  • (81)
  • (102)
  • (26)
  • (6)
本棚登録 : 1048
感想 : 103
4

ここに出てくる人々は哀しいくらい寂しい。
その寂しさを理解してくれるものもいるが、それは枠の外側だ。
だから、小川洋子の作品は切なくて哀しくて、愛しい。


彼らにとって、孤独も大事に抱きしめているべきものだから、誰もその世界に入ることはできない。

だから、読み終えた時に寂しいと思うのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年12月16日
読了日 : 2019年12月16日
本棚登録日 : 2019年11月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする