「胃下垂症と鯨」「モンテカルロの下着」「ブゥレ=シャノアヌ事件」「フランス感れたり」「心理の谷」「三界万霊塔」「花賊魚」「亜墨利加討」の全8作品。お試し感覚で読んだ久生十蘭の一冊目が、本当にこれで良かったのだろうか。決して読みやすくはないが、どれも癖になる味わい。とくに難航路の河川を遡る「花賊魚」は、船乗りの限界に挑戦するような航河の様子と、それに乗船している老女将やすの凄さに引き込まれた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2021年
- 感想投稿日 : 2021年12月6日
- 読了日 : 2021年12月5日
- 本棚登録日 : 2021年12月5日
みんなの感想をみる