竜の雨降る探偵社 (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所 (2016年3月9日発売)
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本棚登録 : 154
感想 : 14
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昭和の新宿を舞台にした連作短編。元神主の探偵・櫂と、幼馴染で大家で建築会社社長な助手役・慎吾。神主から探偵に転職というのは珍しいと思ったが、最後まで読むと表題の意味も含めて諸々納得。「竜の雨降る探偵社」間違って届く郵便物の謎。「沈澄池のほとり」友の死を悼む女性の真意と消えた手帳の謎。「好条件の求人」奇妙にして大胆な手口。「月下の氷湖」理屈じゃないんだろうな。少しは慎吾の心も軽くなればいいけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2021年
感想投稿日 : 2021年9月10日
読了日 : 2021年9月9日
本棚登録日 : 2021年9月9日

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