小説家である二宮敦人氏によるノンフィクション作品。
東京藝大のキャンパスは上野だが、上野だけでは収まりきらず北千住や茨城の取手市にもある。そして上野のキャンパスも、音楽を専攻する音校、美術を専攻する美校、に分かれているそうだ。ちなみに二宮氏の奥さんは現役の藝大生、美校で彫刻を学んでいる。
タイトルから想像するに、藝大の変人的な学生ばかりを紹介する作品かと思っていた。確かに変わった人が多いのは事実のようだが、すでに演奏活動やデザインで生計を立てている人や、将来の進路について葛藤する人など、同じ藝大生でも色々なタイプの学生がいるのだなと思った。
毎年9月に開催される藝祭では、無料の演奏会など魅力的なイベントも多く、機会があれば覗いてみたいものだ。
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- 感想投稿日 : 2017年1月12日
- 読了日 : 2017年1月12日
- 本棚登録日 : 2017年1月12日
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