カンガルー日和 (講談社文庫)

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本棚登録 : 5441
レビュー : 500
著者 :
制作 : 佐々木 マキ 
ℳ.さん  未設定  読み終わった 

18のショートストーリーで構成された一冊です。シンプルなものからオチで黒笑いしてしまうもの等、短いながらも多彩な村上春樹を味わえます。なんと言っても最後に「図書館奇譚」は最も不気味で強烈なインパクトを残して嵐のように去って行きました。逃げ切るまでは誰を信じるべきなのかもわからない。夢か現実か。老人に羊男に謎の美少女、彼等は皆存在したのか。そして私自身は存在するのか。時が止まっていたように感じたのは、長い悪夢を見ていたのかもしれません。それでもまた図書館の前を通ると、置き残してきた靴音が聞こえてくるような気がするのです。

レビュー投稿日
2018年4月9日
読了日
2018年4月9日
本棚登録日
2018年4月9日
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