ミシン2 カサコ

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レビュー : 119
著者 :
ℳ.さん  未設定  読み終わった 

Beau comme la rencontre fortuite sur une table de dissection d’une machine à coudre et d’un parapluie.
『解剖台のミシンと傘の偶然の出会いのように美しい』。これはロートレアモンの言葉であり、シュルレアリスト達が愛した詩である。だけどね、私達の出逢いは偶然だろうと必然だろうと美しいのよ。
死は本当に死で交換がきくのでしょうか。私はそうは思わないわ。
ミシンがあれば何でも作れる時代よ。貴女を縫い合わせ、私が貴女の思いのままになることなんて、ああ容易いわ。だって貴女は美しいミシンですし、貴女は鈍臭い傘子なのよ。貴女は私にMILKのお洋服を譲りました。そしてSUPER LOVERSの背中に私は天まで届く翼を見る。
私が傷付けていいのは私だけなのよ。いつだって、今だって、貴方が生きない世界に私の生は不要だわ。生は生で交換がきかないの。貴方の代わりなんていないのよ!翼の折れた、ただの少女を見た。パンクだって強がって心底からシャウトしてんだよ!私は私。私は私!
ミシン、私はこの穢く未来の無い世界で、貴女を見つけた。

レビュー投稿日
2018年7月16日
読了日
2018年7月16日
本棚登録日
2018年7月16日
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