1作目を一気読みして疲労困憊して少しクールダウンしたのか、2作目は何度かに分けて読んだのでそれほど疲れなかった。(笑)
前作でそれぞれのキャラが確立したせいか、その辺のエピソードがない分、話が散らず、ホラー展開に集中できてスッキリしていた。ホラー現象の場面も多々あり、前回の物足りなさを払拭。ラストも余韻が残ってすごくいい。怨霊(呪詛)騒ぎの元凶がまさかの尚子だったってのもうまい。女性が家政婦のおばさん以外全く出て来なかった前作に比べ、女性をごく自然な形で出して尚且つ重要人物としているところは、さすが作者の腕の良さだね。BL作品はとかく女性を粗末に扱うか、もしくは“(ストーリー上)都合のいい女”にしてしまう傾向があるけれど、女をうまく描けていないような作品はダメだね。如何なBLとはいえ、この世界にいるのは男だけじゃない。まして恋愛を扱うのであれば、年頃の女性が全く出て来ないのは不自然で小説としてはなってないとしか言いようがない。その点もきちんとクリアしているし、文句なく星5つ!

2013年9月23日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2013年8月11日]
カテゴリ 小説>BL

久しぶりにBL小説が読みたいなと思い、Amazonで検索。

> BL版ゴーストハント、と、言うべきか・・。

というレビューの一言で購入を決定。BLというか、この手のタイプのラノベは久しぶりだったせいか、おもしろ過ぎて切れず、一気に読んでしまった。
小野主上の「ゴーストハント」はレベルが違い過ぎて比べるべくもないが、BL小説とは思えないほど男同士の恋愛よりも霊能者の話に重点が置かれていて、キャラは王道ながらも骨太なストーリー展開で、物語の構成もしっかりしていて謎もあり、BL抜きで充分おもしろかった。
星5つでもいいくらいなのだけど、最初のせいか少し話がワチャワチャしている感があって、ホラー現象よりもキャラ同士のイザコザに重点が置かれていた感じなので、マイナス1。

しかし、あとがきに書いてあった「明良がチート化」って意味わからなくてネットで検索しちゃったよ。(^^;) 最近の新しい言葉にはついていけないわ~。( ̄ω ̄;)

2013年9月23日

読書状況 読み終わった [2013年8月9日]
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『讀賣新聞』で連載していた『三島屋変調百物語』の単行本(新書版)化かと思ったら、さにあらず。それ以前の、おちか自身の話と、讀賣連載中には、既に解決したらしい話として紹介されていたおたか・清太郎義姉弟の話。つまり、「事始」と題している通り、おちかが百物語の聞き手になった経緯と、なぜおちかが三島屋の預かりとなったかという、肝心要の話だった。
これは2008年に単行本で出ていたものの新書化のようで、つまり、新聞連載は、続編だった、ということらしい。前を知らなくても充分楽しめるような話になっていたので、気づかなかったけど、これでようやく話がちゃんと見えた感じ。
おちかの過去の事件で思ったのは、「ああ、おちかは恋をしていない。恋を知らない子どもだったんだな」ということ。最後に出てきた謎の男が、
「あんた、良助さんのことはどうでもいいんですか」
「良助さんの恨みと悲しみは棚上げだ。胸が痛まんのですか」
と問いかけていたけど、確かにおちかにとっては良助はどうでもいいんだろうと思う。
だって、おちかは良助は好きだったかもしれないけれど、良助に恋はしていなかった。
あのまま夫婦になって愛を育んでいれば、また違ったかもしれない。でも、あの段階のおちかにとっては、幼馴染みで許婚とはいえ良助は全くの他人だ。そもそも、彼が殺されたのも、彼に責任がないとは言い切れない。あの事件だけを見れば良助は被害者だけれども、それ以前に、松太郎に対しては、“常に加害者だった”。
松太郎が良助に祝いを述べて挨拶をした時、普通に受けていれば、殺されるようなことにはならなかった。殺されて当然とはもちろん言わないし、どんな理由があれ殺されていいわけはないのだけれど、「身から出たサビ」とは言える。
良助の恨みも悲しみも、良助自身が選び取った言動に責任があり、おちかに責任は無い。
おちかのために殺されたというわけではなかった。
だから、おちかにとって良助はどうでもいい。本当の被害者は、誰か。おちかは本能的にそれを知っていた。それだけのことだ。
おちかも良助も松太郎に対しては同じ加害者。同じ立場の人間だったのだから。
もっとも、おちかは松太郎にも恋していたわけではなさそうだ。おちかは、まだ恋を知らない。この後、清太郎に恋することはあるのだろうか? あ、寺子屋の若先生ってのもいたねぇ。(笑)
さて、おちかは誰に恋して誰のために感情を動かすのか。或いは、そうならないのか。先が楽しみだね♪
しかし、いつも思うが「殺され損」って変な言い方だよなあ。「殺され損」という言葉があるなら、「殺され得」って言葉もありそうだが、“殺される”に得も損もないだろうにな。(^^;)

それにしても、最後はみんながそろって成仏して、大団円……と思いきや、謎の男が出てきたりして、演出が憎いねー。(笑) これ、ドラマ化してくれないかなあ。きっとおもしろいと思うよ♪
しかし、お彩・市太郎の話は、前に読んだ気がするんだよなあ。まあ、こういう話は宮部さんお得意なので、似た感じの怪異譚を以前にも書いていたのかもしれないけど。どちらにしろ、「これが開巻の一冊です」と書かれていたので、まだまだ続きが出そう。何せ“百物語”だし。楽しみです。(*^_^*)

2010年7月27日

読書状況 読み終わった [2010年7月1日]
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ポストカードに六合が入ってないのはなぜ…。(-"-)
もっくんぬいぐるみに魅かれてDXパックを買ったものの、騙された気分です。微妙にかわいくないよ、もっくん。
ゲームは現在プレイを始めたばかり。ノベルゲームでストーリーに沿って話が進み、怨霊退治が少ないのがイメージと違いました。もっとビシバシ調伏させてくれ〜! って感じ。
進行がもったりしているので、星4つです。

2007年9月23日

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