福音館、坪井郁美さんの訳。完訳。1970年。大変読みやすい言葉で書かれていました。「おじさん」という呼称で書かれているにも関わらず、周りが品のいい文体で書かれていて、この時代の雰囲気を損なわずに表現されていたのではないかと思います。今の子どもたちが読んでも、本に慣れている子であれば、苦労せずに読めることでしょう(ただし、男子には理解できない部分が多いでしょうね)。
前に読んだ2冊(2000年以降の訳)には、無い部分がたくさんありました。子どもには難しいという判断だったのかと思います。しかし、実際のところ読み比べてみるまで、こんなにも端折られているとは思いもしませんでした!子どもたちに名作をすすめる場合には「これは、本当の作品をわかりやすくまとめて書いたものだよ」と伝えなければいけませんね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童書【高学年】
- 感想投稿日 : 2015年7月29日
- 読了日 : 2015年7月29日
- 本棚登録日 : 2015年7月28日
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