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実録 バブル金融秘史
- 恩田饒
- 河出書房新社 / 2023年1月24日発売
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バブルのエピソード史 特に「人物」の描写は凄い
まさに歴史は人が作る しかしそれでは現象描写だけ
「本質は何か」「歴史の教訓は」となると、マクロ分析も必要だが本書はあえて触れないようだ 業界人として
1.日本の低迷 1985プラザ合意
GDP世界シェア 12% 5%へ
①急速な少子高齢化 ②巨額の財政赤字
2.1985プラザ合意
(1)強いドルを放棄←貿易赤字と財政赤字(双子の赤字)
(2) 世界をリード 米国→G7
(3)為替政策の協調
3.日本は円高不況よりバブル景気へ
株高・不動産高 東証500兆円世界一 自己資本比率11%
BIS規制(株含み益45%)
株価38,915下落→含み喪失→比率8%以下へ→貸出回収→不況へ 負のサイクル
4.橋下改革→金融ビッグバン・・・改革過剰
①フリー 市場原理・自由な市場
②フェア 透明で信用できる市場
③Global 国際的で時代を先取りする市場
相互参入・株手数料の自由化・取引の電算化・投信自由化・時価会計
5.リーマン・ショック
日経暴落2009年03月7,054円バブル後最安値
2023年3月10日
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迷いと決断―ソニーと格闘した10年の記録―(新潮新書)
- 出井伸之
- 新潮社 / 2006年12月15日発売
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SONY初の文系6代目社長
書名は「迷い」とあるが、社長としての経営は確信十分
「インターネットはビジネス界に墜ちた隕石だ」
(1)インターネット時代に経営の舵取り
①プロフェッショナル経営
②コーポレートガバナンス
(2)CEO4つの責任
①企業経営のビジョン
②優位なオペレーション
③企業統治 暴走を止める
④後継者候補の育成・選抜
2023年3月10日
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シリコンバレーの金儲け (講談社+α新書)
- 海部美知
- 講談社 / 2020年7月22日発売
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世界史の歴史観から入るスケール大きなグローバル人材
危うく資源に出すところ 購入と同時に始めには目を通す
帰国子女 スタンフォード シリコンバレー
視点が圧倒的に違う☆
①かってオランダ 50年大繁栄して直ぐに衰退した
日本もそうなる Japan as No.1の頃
②文明のビジネスモデルの大変化について行けない
儲け方 富の源泉→大きく変わる 英国・シリコンバレー
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申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。
- カレン・フェラン
- 大和書房 / 2014年3月24日発売
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「経営コンサル」は誤り!経営は管理ではない。
VISIONとCommunication
数値目標は✕
(178)
Google「優れたマネジャー8つの習慣」
①優れたコーチであれ
②ある程度は任せて、細かく管理しない
③部下の成功と幸せを気にかける、示す
④生産的で、成果志向
⑤コミュニケーション、
⑥部下のキャリア開発
⑦明確なVISIONと戦略を持つ
⑧アドバイスできる技術的SKILL
2023年2月13日
雑文 テーマは「人生のリポジショニング戦略」
まあ著名を使った営業本
2023年2月10日
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逆境のリーダー・石橋信夫
- 野口均
- ダイヤモンド社 / 2010年6月3日発売
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石橋信夫 大和ハウス工業を創業、一代で1兆円企業
1.立派なリーダー 「品性」が必要 偉くなくて良い
①公正公平②無私③ロマン④使命感
リーダーは好き嫌いを抑えて公平
「人事を処するに太陽のごとくあれ」
✕裏表 ウソ 迷惑をかけて平気
2.無私の精神
3.儲かるかではなく、役に立つか
4.リーダーに必要な4つ
①先見力②統率力③判断力④人間力
5.リーダーシップ 心根を伝える
2023年2月10日
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「人を動かす人」になれ! (単行本)
- 永守重信
- 三笠書房 / 2019年7月9日発売
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永守イズムの本 かっては永守教の教本
しかし今は地に落ちた
名戦術家だが戦略家ではなかった
隊長は作れても、将軍を見出すことは出来なかった
同時に永守神話も崩れてしまった 日本的な物語
2023年2月10日
鈴木敏文氏には「考え抜く」凄さがある。しかもそれを実行し、実現してみせる。
1.本質を追究 一貫性と革新性を両立→神業
新しさ 顧客志向
2.新たなコンセプトの創造
ドミナント方式
持たざる経営
セブン・プレミアム
3.大胆なチャレンジと冷静な計算
4.5.
2023年2月9日
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8月17日、ソ連軍上陸す―最果ての要衝・占守島攻防記 (新潮文庫)
- 大野芳
- 新潮社 / 2010年7月28日発売
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昭和20年8月17日ソ連軍 占守島侵攻
日本軍反撃 双方少なくない被害
戦後の事件か 降伏前の戦闘か
日本の反撃がなければソ連は北北海道まで占領か
2023年2月9日
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「帝国」ロシアの地政学 「勢力圏」で読むユーラシア戦略 (東京堂出版)
- 小泉悠
- PHP研究所 / 2019年6月25日発売
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ロシアについて概括する本
主張のポイントは良く判らず
2023年2月9日
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世界史とつなげて学ぶ 中国全史
- 岡本隆司
- 東洋経済新報社 / 2019年7月5日発売
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歴史は暗記ではなく「いかに考えるか」
☆歴史事象には『要因』がある
①気候 温暖化・寒冷化
②農作物の生産高
③人口
④エネルギー
⑤技術
⑥軍事
⑦⑧⑨⑩
2023年2月9日
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戦後史の正体 「戦後再発見」双書
- 孫崎享
- 創元社 / 2012年8月10日発売
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外交官が見た日本戦後史
対米スタンスの違い①対米従属②対米自立があるが
基本的にはオーソドックスな日本史
2023年2月9日
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「中国大崩壊」入門 何が起きているのか?これからどうなるか?どう対応すべきか?
- 渡邉哲也
- 徳間書店 / 2019年7月30日発売
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新聞・週刊誌の要約 新たな価値は少ない
1.中国は米国国債を売れるか
売却意向と同時に没収 敵対国扱い 経済戦争の宣戦布告
中国元の米ドル交換は停止となり、中国元は紙屑になる
2023年2月6日
北海道を舞台に「新幹線鉄道利権」を巡るサスペンス小説。霞が関のキャリアの女性警察官僚の正義感を軸に、複数の筋書きが併行して進むが、いずれも息をつかせず、それでいて絡み合い、収斂していく展開は見事。一気に読ませる。
安倍・菅体制の警察国家的息苦しさや利権の囲い込みに辟易している国民としては、いろいろあっても岸田総理の変革に期待したい点も頷ける。
政治への忖度がなければ、テレビドラマ化や映画化を期待したい。
2023年2月9日
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超デジタル世界: DX,メタバースのゆくえ (岩波新書 新赤版 1956)
- 西垣通
- 岩波書店 / 2023年1月24日発売
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デジタル基本書として類書にない傑作。「技術論+哲学」の構成。
デジタル技術の本は数多あるが、人類古来の社会哲学を踏まえた「デジタル文明論」は初めて。そもそも情報系の学者さんで、著者ほど古今東西の哲学に造詣の深い方は少なくとも日本には居ないと思う。
戦前の旧制高校にあった「教養主義・知性主義」は、戦後米国風のプラグマティズム=SKILL重視の拝金主義に駆逐された感じ。
著者は言う、デジタル革命のインパクトの大きさを踏まえると、社会の在り方まで踏み込んだ「本質論の議論」がなければ、日本はデジタル社会への変革は成し遂げられない。多分、枝葉末節の個別システム・サービスで一喜一憂exマイナンバー保険証。
Ⅰ.DXの本質「オープン」日本は立ち後れ「デジタル敗戦」
①オープンソース②オープンデータ③クラウドサービス→コスト削減
Ⅱ.第三次AIブーム「統計statistic」統計誤差を許容
深層学習 ベイズ推定
レイ・カーツワイル 2045年「シンギュラリティ」 AIの知能>人間の知能
ハラリ「ホモ・デウス」黙示録 人間至上主義→データ至上主義=アルゴリズム
AI倫理 EU 2018年GDPR 2021年AI規制案
①政府管理(中国)②民間大手(メタ)③限定的(透明性)④最小限(工場)
Ⅲ.
Ⅳ.
Ⅴ.
2023年2月13日
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撤退戦-戦史に学ぶ決断の時機と方策 (単行本)
- 齋藤達志
- 中央公論新社 / 2022年8月9日発売
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自衛隊防衛大学戦史担当の論 事実の整理中心で容量一杯
2023年2月22日
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ホモ・デウス 下: テクノロジーとサピエンスの未来
- ユヴァル・ノア・ハラリ
- 河出書房新社 / 2018年9月6日発売
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壮大なスケールの世界観・歴史観
「より優位なアルゴリズムの世界」へ進化を続ける
人類がいま地球の支配者であるのも優位性の持続による
「AI」が人類よりアルゴリズムの優位を実現すれば、当然人類はAIに地球トップの座を譲るのは必然
「人類→AIへの権力移行」
(1)話し相手・業務の補助
(2)相談相手・アドバイス→代理人
(3)提案・指導
→決定者=真の権力者
exクルマの自動運転への移行
1.人間至上主義 知識=経験✕感性
(1) 経験 ①感覚②情動③思考
(2) 感性
2.遺伝子工学とAI
専門化の高度化はAI移行を容易にする
3.人類の機能の進化
①自然人
②法人
③アルゴリズム→プログラム化
cf生き物はアルゴリズムである(生物学の見解)
生命はデータ処理
4.Data至上主義へ
かなり恐ろしい結論
人類を地球における相対的存在として分析・将来を見通す
人間の英知ではこれからの激動を統制できないという厳しいご託宣
2023年3月1日
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ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来
- ユヴァル・ノア・ハラリ
- 河出書房新社 / 2018年9月6日発売
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AI時代への黙示録 人間至上主義はデータ至上主義へ 2045年シンギュラリティ
知的視点の高さが圧倒的→下巻で究極「人類の未来」
1.モノから知識へ「核兵器」の抑止力
戦争の意味がなくなった
油田は獲得できても、人材は奪えない
2.マルクス主義の貢献 資本主義経済の発展(P78)
行動に変革をもたらさない知識は役に立たない
行動を変える知識はたちまち妥当性を失う(陳腐化する)
3.アルゴリズム至上主義の時代
(1)農業革命
(2)科学革命
4.心・意識とは何か 人類は特別なのか
5.Dataの基本権は本人個人に
専門家の特権が失われる
cf宗教改革 宣教師の地位剥奪
2023年3月1日
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2040年の日本 (幻冬舎新書)
- 野口悠紀雄
- 幻冬舎 / 2023年1月20日発売
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さすが野口悠紀雄先生「2040年の日本」を展望 厳しいが現実を直視し、より良い日本づくりに力を結集したい想い
ただかってに比べて、日本の未来について確信は弱い
1.社会保障改革
2.Digital改革
3.
4.
5.
2023年1月27日
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日本の論点2023~24――「超円安」「分断化」を生き抜くリスキリング革命
- 大前研一
- プレジデント社 / 2022年12月1日発売
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改めて大前研一氏に敬意 世界についての見識圧倒的!
1.「Digital革命」については秀逸 事例と本質
①建築確認申請 シンガポール
②電子カルテ・処方箋 患者のDATA主権
→データベースサービス(Money Forward)
Amazon クスリの配送
2.シンギュラリティ 2045年
AIは知的専門家を代替する データベースビジネス
医者・弁護士・裁判官 症例・判例はAI優位
ITは前半戦
ロボットは職人芸を代替 工場 医療手術
3.金融は「円滑化法」から劣化
4.原発は各電力から切り離し「原発機構」へ統合
かっての預金保険機構ー
5.教育も脱偏差値=画一→多様性へ
2023年1月20日
読み始めて、即、購入は失敗と痛感
書評を読まず、店頭で「表紙」に惹かれたのは大失敗
バイデン大統領批判の政治書、反民主党のイデオローグ
ネットジャーナル時代に相応しく、SNSから切り抜いた記事のコピーアンドペースト
見出しだけが刺激的
分析も思索も感じなかった 残念 早々に断念
2023年1月20日
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未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること (講談社現代新書)
- 河合雅司
- 講談社 / 2022年12月15日発売
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お得意の「年表」産業編
1.ブランド戦略=強みの選択・強化
「知的財産権」 連携・再編
2.垂直統合の変化
時々頭の体操「2040年問題」高齢化のピーク
やはりDATA・graphがある方が、判りやすく説得的
2023年1月20日
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誰が国家を殺すのか 日本人へⅤ (文春新書)
- 塩野七生
- 文藝春秋 / 2022年11月18日発売
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世界についての見識で圧倒 日本を代表する「教養人」
ローマ帝国史など世界の歴史に通じている
時代は世界史についての知見を必要としている
塩野七生先生は主著を書き終えたせいか、本書はカジュアル
検疫システムを開発 ・・・ゥ゛ェネチア「40日間検疫隔離」
2023年1月20日
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この国のかたちを見つめ直す
- 加藤陽子
- 毎日新聞出版 / 2021年7月27日発売
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この方の「歴史観」歴史へのスタンスは素晴らしい 権力に対峙し軸がブレない
だから政府は恐れ、学術会議から外したと理解できる 実力を認識している
1.危機の指導者 長期的戦略思考力とは
対米戦争で長期化は回避と理解はしているが、具体策ないまま開戦 最悪
ロジスティクスの算段が出来る指導者の不在
2.戦後の「天皇退位規定」天皇の戦争責任論 一般人として極東軍事裁判
3.危機対応 平時も戦時も基本は同じ「構想手法」(下平拓哉防衛省)
①現状の把握 ②問題の析出 ③解決策の案出
4.現代資本主義経済体制の閉塞 水野和夫氏
1971 ニクソン・ショック
1973 オイルショック
5.必要な政治改革=参議院改革 衆議院に対して強すぎる
2023年2月6日