致死量ドーリス (フィールコミックスGOLD)

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本棚登録 : 1385
レビュー : 178
著者 :
月湖さん 芸術   読み終わった 

再読。初めてドーリスと出逢ったのは十四歳のとき。私にはここに描かれている内容が半分も理解できなかったし、破滅的な性格の蜜を好きになれなかった。でも彼女と同じ年齢の頃、ある歌を聴いて三半規管が破壊されるような衝撃を受けてから、この作品に対する意識が変わった。

次の容器は見つけられそうにない。その限界はひたひたと爪の先から忍びよってくるから、血液が煮立って、息が詰まったら、膝を抱えて蹲ったらいい。アスピリンを飲み込むつもりで、何回も、何回も、頭の中で唱える。感覚が麻痺するくらい。

〈ドーリス 世界が私の集合体なら呼吸は苦しく無いわ〉

エーテルの階段を駆け上って飛び降りてしまわないように、諦観的微笑を口元に浮かべ自己を欺く。
《2013.09.03》

レビュー投稿日
2015年12月11日
読了日
2013年9月3日
本棚登録日
2015年12月9日
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