『一手間、人手間』を惜しまない。『誰にも真似できない仕事』を貫いている。
傘の花が広がるとき、それを手にする人にはきっと笑顔の花が咲く。どんよりとした暗い雨雲が広がっていても、この傘の下はどこよりも明るい。デザインとそれに付随する物語、著者(デザイナー)の信念もぜんぶ含めて、私はイイダ傘店の傘が好き。
「ほぐし織」の傘はどれも温かみがあって柔らかい印象。幾人もの職人の手が経糸と緯糸のように交差して織物を創り上げているからだと思う。とっておきの一本をお迎えしたいのだけど、素敵な傘ばかりで悩むところ。
今のところ、動物手元の傘が第一候補。手で握ると顔だけが「こんにちは」をします。
《2014.6.11》
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
芸術
- 感想投稿日 : 2015年11月27日
- 読了日 : 2014年6月11日
- 本棚登録日 : 2015年11月27日
みんなの感想をみる