遥とマーリン、アルトとバンちゃん。
去年までは縁遠かった恋愛と、少しずつ迫ってくる受験と将来の選択。
男女四人の友情を軸にした高校二年生のキラキラした一年間。
将来についてなんて、高校生の時点でそこまで決められないというのは凄く分かる。
そりゃあ周りが自分の道を真っ直ぐに決めてたら置いてかれた感じで焦るだろうなあと。
逆に恋愛部分はもどかしいというかくすぐったいというか。
正直、中学生ならまだ分かるけれどちょっと現代の高校生でそれは初心過ぎないか…。
健全で素直過ぎて、「大人から見て一番安心できる高校生の恋愛」という感じのする所が少しご都合的かなという気がしてしまった。
多分リアルに高校生が読んで共感するよりは、大人が読んでほんのり懐かしく甘酸っぱい気持ちになれそうな青春小説。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文芸書
- 感想投稿日 : 2018年10月9日
- 読了日 : 2018年10月9日
- 本棚登録日 : 2018年10月9日
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