ビストロ三軒亭の謎めく晩餐 (角川文庫)

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本棚登録 : 174
レビュー : 15
著者 :
えりさん 文芸書   読み終わった 

固定のメニューのない、客ごとにシェフ伊勢がオーダーを組みその人に合わせたコースを作るビストロ三軒亭。
役者の夢に行き詰った神坂隆一は姉京子に紹介されたこの店でギャルソンとして働く事になる。
一見ただ美味しい料理を食べに来ているだけに見える客達にもそれぞれに秘密や悩みがあり、隆一は彼女達のトラブルを解決するべく店のスタッフ達と奔走する。

料理の描写は美味しそう。でも本当にそれだけ。
やけに説明的で不自然なセリフや行動は多いし、各章ごとのトラブルと出される料理に関連性がなく、その為にいくら料理を美味しそうに描写されても全く調和していない。
そのトラブルも基本個人の気持ちの問題ばかりで謎という程でもないし、ちょっと追いかけて対話しただけでスルスル解決。
そもそもいくら小さいと言ってもカウンター席に複数のテーブル席テラス席があって客ごとに料理を変えている店なのにシェフがたった一人きりで、逆にギャルソンが常時三人なんてスタッフの構成としておかし過ぎる。
あとドッグカフェでもないのにペットを突然連れ込み可にする辺り、好き嫌い以前に衛生面の問題や動物アレルギーのある客の事は一切考えていないのが丸わかりで、料理人としてどうなのかと思ってしまった。
大層なタイトルをつけてグルメミステリーだというなら、もっとリアリティのある設定にして欲しいし、料理ががっつり謎に絡んでいて欲しい。

レビュー投稿日
2018年10月31日
読了日
2018年10月31日
本棚登録日
2018年10月31日
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