わたしが棄てた女 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1972年12月15日発売)
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感想 : 234
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昭和のエノケンとかが活躍してた時代、文通相手募集に応募した森田ミツ。返事を出したのは大卒生の吉岡。吉岡にとっては無教養で田舎娘丸出しのパッとしないミツをヤリ棄てしただけの関係だったのだが、ミツはずっと吉岡が好きで…慈悲溢れる性格のミツは損ばかりしているが他人を慈しむ気持ちが、宗教などを知らなくても自然と実践されていた。例え他人に利用されてるだけでも、その人が喜ぶなら自分は辛いと思わない性格。最後の吉岡の独白の気持ちは良く解る気がした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: フィクション
感想投稿日 : 2015年6月13日
読了日 : 2015年6月10日
本棚登録日 : 2015年6月13日

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