明治時代に入って数年後、英国人の生首が橋など公衆の場に晒される事件が3件続く。殺されたのは外交官や医師など地位が高い英国人。犯人探しをする新政府の警察。それとは別にある出来事からこの事件を探偵として犯人探しをするようになった奥井。奥井は元は侍で左足の膝から下が無く木で作った義足を使い、杖を使用。杖の中に亡き友の刀を忍ばせている。亡き友、水口を殺した犯人の矢島に復讐する為に、17年も矢島を探し放浪の旅を続けていたのだが…全体的に良くまとまりハードボイルド要素が詰まった内容。友の仇は取れたのか?は最後に明かされる。タイトルの木足の猿は白人から見た奥井の風貌になる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2017年3月1日
- 読了日 : 2017年3月1日
- 本棚登録日 : 2017年3月1日
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